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アイランド

この映画をB級映画と呼ぶ人がいる。

B級にしては傑作である。

マイケル・ベイは、失敗作がない映画監督として、後世に伝えられるだろう。映画人として失敗作・駄作が無いと言われることは名誉なことなはずだ。たとえば、オードリー・ヘップバーン。彼女の出演作には駄作が無いと言われる。映画の視聴・選択がデータベースに大きく依存する現在、その名前が検索され、選択されることは、Googleが単なる検索エンジン会社としてとどまっていないように、大きな栄誉をもたらすはである。

B級映画とは何だろうか。ストーリーが飛躍がありすぎて現実的でないことだろうか。話があまりに単調な映画のことだろうか。駆け出しの俳優が出ている、予算の少ない映画だろうか。これといったヒット作を持たない監督が映画会社の予算消化のために撮った映画だろうか。崇高さがなく、世俗的で品位のない映画のことだろうか。

人間のクローンが「製品」として非人間的に扱われる運命であることを知った主人公が、そうしたビジネスを告発するために人間から逃走し、人間と格闘する。ストーリーはそれ以上でもそれ以下でもなく、またそれ以上を必要としない。あとは観客を飽きさせないVFXがふんだんに使われ、最後まで目を離させない。

映画とは視覚操作であり、映画をストーリーで判断してはならないと思う。いかに見たこともないものを見せ、最後まで観客を飽きさせないか。多少、ストーリーに無理があっても、現実的あり得ない展開であっても、飽きさせない工夫がある映画は傑作と呼ぶべきだと思う。

たとえば2005年の「キングコング」。3時間を超えるこの映画では、最初の1時間にキングコングは出てこない。恐竜が人間を追いかけるVFXが稚拙なシーンもあるし、いったいキングコングをニューヨークまでどうやって運んだんだ?といったような疑問を持たせるところもあるが、映画としは長さを感じさせない、質の高い娯楽作品に仕上がっている。高名な映画評論家が酷評しても、見た者が、飽きることなく、眠ることなく最後まで興奮できるのならそれは傑作と呼ばれるべきだ。

マイケル・ベイの「パールハーバー」「ザ・ロック」もさっそく観ることにしよう。

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