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デジャヴ

「よくわからない」というコメントが多い映画だが、無理にわかろうとしなければ、とてもおもしろい映画だ。

この映画では、

 監視装置によって記録された過去を映像で見ることができる。
 監視装置がとらえたデータを、人間が見ることができるようにコンピュータが映像化する。そのコンピュータの作業が4日と6時間かかる。
 つまり4日と6時間前に何が起こっていたのか、モニターで見る事ができる。
 監視装置が捉えるデータは、膨大なので、映像化された過去は、早送りしたり巻き戻したりすることができない。ただし、録画は可能。

以上が基本。

ところが、時空のねじれが生じているらしく、「今、ここにある」(例えば)メモ用紙を過去に送り込むことができる。
これを利用して、人間(デンゼル・ワシントン)が過去に出向き、起こるべくフェリー爆破事件を回避させる。

過去は修正することができ、修正の結果が現在なのだ、という前提を理解する必要がある。というのも、この映画のおもしろさは「マイノリティリポート」のように「未来」を予測・予知する、というのではなく、「過去」に何が起こっていたのかをすべて記録でき、それを修正することができる、という点にあると思う。「マイノリティリポート」も未来予知によって事件を回避するわけだが、同じ結果を「過去」を使って得るというところが(ちょっと理屈に無理がありそうだが)新鮮である。

こうしたSF的なテーマの舞台がニューヨークとかボストンではなく、ルイジアナであるところが渋い。フェリーが爆発するのはミシシッピー川(トム・ソーヤの冒険!)。近未来を扱う映画にはほの白い、黒く青っぽい光が必ず使われるが、この映画ではセピア色がふんだんに使われる。うーん、渋い。トニー・スコットはまた名画を1つ世に出した。


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